そもそもEMC試験ってどんな試験?

EMC試験とは、製品から出ているノイズの強さを測る試験のことを指します。言葉で説明すると、難しいものに聞こえてしまいますが、テレビやドライヤーから出る雑音をイメージをするとわかりやすいでしょう。この試験は、ノイズの強さを測るエミッション(EMI)と、それに対して正しく機能するかを調べるイミュニティ(EMS)の2つで成り立っています。その二つについて、それぞれ内容を詳しく説明していきたいと思います。

エミッション測定とは?

ノイズが少ない製品は多くありますが、完全にノイズが出ない製品はほぼない、といって良いでしょう。ノイズは、製品から放出されるときに色々な形に変わり姿を現します。電波になっているものはもちろん私たちの目には見えません。電流や電波となりアンテナを経由して経路を通る時は、いくつかの測定方法が定められています。そのノイズの測り方は細かく規定されており、製品同士の音の強弱や距離によって変わるノイズも、正確に測定することが可能です。

エミッションはどういう意味か?

エミッションは、製品から放たれたノイズをアンテナで捉え正確に測る方法を指します。電線など、目に見えるものは測定しやすいのですが、電波など目に見えないものの測定は難しいといわれています。製品の、どの部分から強くノイズが出ているのか、アンテナを持ち上下させたり、場所を移動させながら地道に時間をかけて測定を行います。近年では優秀な測定ソフトウェアが開発され、その測定時間が短時間で済むようになったといわれています。

EMC試験とは、電気を使う機器が、自ら発する妨害磁気や周囲の機器からの妨害磁気にどれだけ耐えて機能をするか試す試験です。